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2018年8月17日金曜日

物まねボイストレーニング

これも随分前に買って、「積んどく」になってたものです。
「声優」「ものまね」とあったので、てっきり人の声を真似る方法の説明かと思ったのですが、違いました。

「喉を開く」ことを目的とした入門書として、超初心者に良い本だと思います。

発声のメカニズムの簡単な紹介、
声を良く響かせる為のフレデリック・フースラーの「声の当て所」、等があり、
横隔膜を上下に使う、「腹式呼吸」を基本として説明しています。

この後、「ものまね」として、子犬の鳴き声、蜂が飛ぶ音、等々の解説があり、それだけでは何か分かりませんでした。

附属の練習用 CDを聴いて納得しました。
これは、多分所謂「ベルカント唱法式ボイトレ」を、「ものまね」という形で簡単に分かり易く再構成したもので、楽しみながらボイトレできる、という本です。

その意味で大変良い本と思います。

ただ、ある程度ボイトレが進んだ人には全然物足りないでしょうね。

2018年8月16日木曜日

giant step, quadru foot technique by Morgan from HENKER


BPM240の32分音符ですってよ?(笑)

1クリックが 31msecになりますね。

私の聴き取り能力を遥かに超えています。


音楽の場合、

1. 聴いて、或は譜面を読んで、それが精確にどんなものか分かること。
2. 分かったものをそのまま頭の中で再現(演奏)できること。
3. 頭の中のイメージをその通りに自分の身体を使って表現できること。

の3段階でパフォーマンスすることになると思うんですが、
私の場合やはり 1クリック 100msec 程度が限界のように思います。

せめて 50msec 位迄持っていけると…

2018年8月11日土曜日

テンポの推定(2)

さて、「テンポの推定(1)」でやった方法でテンポが分かれば良いんですけど、往々にしてリズム音痴には分からない場合もあります。当人の知覚の限界よりも曲が速い場合にそうなり易いですね。慣れるしかないようなんですが、慣れる迄どうしたら良いのか?

例えば、「初心者の練習(3)」でも紹介した、デジタル音源の編集ソフトを使えばそういうことが可能です。
一般的には Cubase というものを使う人が多いようです。
私は常用環境が Linux なので、Audacity というフリーソフトを使います。

Audacity の例で行くと、次の手順になります。

1. アプリの起動。
2. 目的の曲の音源の読み込み。
3. (曲の途中でテンポが変わっていることもあるので)曲の中からテンポ推定したい部分を選択。
4. メニューの Analyze から、Simple Fixed Tempo Estimator を選んで実行。
5. 推定されたテンポが BPM 表示される。

と、なります。

これでバッチリ(笑)

 最近はスマホでも似たようなアプリが出てるようなんですが、試した限りでは、推定の精度が微妙でした。

2018年8月9日木曜日

テンポの推定(1)

体内メトロノームとでも言うべきか、曲を聴いた時に大体のBPMが分かる人は別として、特にリズム音痴はそのテンポ感も弱いことが多いので、どの位かが良く分からなかったりします。

そういう訓練(「体内メトロノーム」トレーニング)をする本 もありますけどね。

まぁ、それができない時に、曲を聴いてどの程度のBPMかをどうやって計ったら良いのか? という話。

こんな時にもスマホのアプリでお手軽に確認する方法があります。
メトロノーム機能を使うのです。
大抵のメトロノーム・アプリには、画面を叩く(タップする)とその叩く間隔からBPMを推定してくれるモードがあるので、それを使えばいいのです。

例えば以前、ピッチの計測アプリ でも紹介した Cadenza というアプリはピッチの計測だけではなく、メトロノーム機能があるので、それが使えます。

タップ・モードで、曲を聴きながら、曲の拍に併せてスマホの画面を叩けば、BPMの数値が変化して行き、やがて大体同じ値に落ち着きます。それが、その曲のテンポです。

テンポが推定できたら今度は逆に普通のメトロノーム・モードにして、そのテンポで音を鳴らしてみます。それがちゃんと曲と合っていれば、正しく推定できたことになります。
大体合って聴こえても数十秒聴くうちに少し進む/遅れるようであれば、テンポを若干減らす/増やす必要はあります。

Cadenza

2018年8月7日火曜日

ぜったい声優になる! 最強トレーニングBOOK

これも「積んどく」状態だった1冊。

最近は書店で実物を見てから買うよりも、単純にネット通販で見て買うことの方が多い。

てっきり発声や滑舌についての練習本だと思って買ったのだけれど、この本はどちらかと言えば「声優を目指したい若い人向け」の本でした。店頭で見た場合は、畑違い?と思って買わなかったかも知れません。


とは言え、滑舌、演技系の記載も結構充実してますし、附属 CDではしっかり滑舌系の練習もできるので、悪くないと思います。実際私もやってみて、自分が認識していなかったことが苦手と気付きました。

冒頭は実際の人気声優(上坂すみれ、阿部敦、生天目仁美)のインタビュー記事。声優になる前後の経緯や関連エピソード等が書かれているので実際に目指す人には参考になるでしょう。

続いて声優の仕事内容の紹介、養成所等の紹介。

自宅トレーニングで基礎編が、発音、アクセント、柔軟、呼吸法、発声、イントネーション。応用編が、読解力、ナレーション、アフレコ。

巻末に著名養成所等の一覧がありますね。

附属 CDは、「あいうえお」「五十音」「下郎売」の3トラックでした。

2018年8月3日金曜日

リービッヒの最小律/ドベネックの桶

リービッヒの最小律ってご存知ですか?

植物の生長速度や収量が、必要な栄養素のうち最も量の少ないもので制約されてしまう、というルールです。

分かり易い説明として、ドベネックの桶というものがあります。
成長度合を桶に貯る水に見立てて、必要要素が桶を作る各縦板とした時に、一番短い板の所迄しか水は貯らない、というものです。



…色んなものに適用可能で、歌でも同じことが言えるかな、と思います。

例えば音感、リズム感、呼吸、発声、等々が桶を作る各板ですね。
で、これらの板の幅は、歌おうとする曲/ジャンルによって変わるのです。
そして全部がバランス良くできないと、多くの人に「良い/上手」と思って貰えないのですね…

得意な所を伸ばすのは特色を出す為に非常に重要なんですが、必ず行き詰まることがあって、そういう時にはどうしても苦手分野の強化が必要になると思います。

皆さんはどうですか?

2018年8月2日木曜日

ハリウッド・スタイル プロ・ヴォーカリスト養成術

随分前に買って、「積んどく」状態にあった本です。

ライブやレコーディング等で歌うことを目標とした人向けのガイド本ですね。

本人の基礎技術の向上については勿論、どのような目標を持ち、どのような人達とつき合うべきで、どのように自分を見せ、どのように自分を売り込んで行くか?

そういったことが書いてあります。

2018年8月1日水曜日

音の時間的なズレの知覚(3)

ちょっと逆に考えてみましょう。

例えば、80ミリ秒位平気でズレるとしてみましょうか?
最近は調べてないので分かりませんが、少なくとも数年前の私はそうでした。

この場合どの程度のテンポの曲迄なら、ズレを誤魔化せるでしょうか?

80ミリ秒が、1/4のズレに収まる必要があるので、1クリックが 320ミリ秒になりますね。

8ビートとすれば、4分音符1個が 640ミリ秒ということ。
これを BPM に換算すると、約 BPM94です…最近のアニソン歌えません(笑)

16ビートだったら、BPM47 なんていう悲惨な結果に終ります(笑)
…どうにもなりませんな。

気が遠くなるような道程になりますが、練習すれば相当改善可能な筈です。

ミックスボイストレーニングで必ず歌がうまくなる本

所謂弓場さんの YUBAメソッドの本ですね。

非常にコンパクトに要点だけ記載された良書と思います。

高い声で歌う方法(6)」では、所謂「ミドルボイス」(地声をベースに強化してゆく方法)で高い声を出す話を書きましたが、この本はもう一つの方法である「ミックスボイス」(裏声をベースに地声を任意比率で混合する方法)を出せるようにする為の方法について記述されています。

内容はざっとこんな感じです(※ 用語表現等は若干変えてあります)。


  • ミックスボイス = 地声 + 裏声
  • 歌う為の筋肉
    • 内喉頭筋(喉周り)
    • 調音筋(口鼻周り)
    • 呼吸筋(胸腔周り)
  • 3つの音質
    • 地声
    • 息洩れの無い裏声(声帯閉まる)
    • 息洩れの有る裏声(声帯開く)
  • YUBAメソッド、6つの発声能力
    1. 広い音域を安定して(地声と裏声の混合)
    2. 音量を自在に調節しながら(声門の開閉、声帯の伸縮)
    3. 正しい音程で(換声点ショック・ゼロ)
    4. 明瞭な発音(調音筋)
    5. 一息で長く(声門閉鎖で息の節約)
    6. 様々な音色を自在に調節(地声と裏声の混合)

附属の CDも秀逸で、次の内容からなります。
  • 息洩れ有り裏声の練習
  • 息洩れ無し裏声の練習
  • 地声の練習
  • ミックスボイス 1、声帯筋を働かせた状態で、裏に表を混ぜるの練習
  • ミックスボイス 2、音を飛ばしても滑らかにの練習
  • ミックスボイス 3、表と裏を自在に混合の練習

習得できれば、音域の拡大のみならず、歌の表現の幅は格段に広がるでしょう。

念の為書き添えると、この手の本は附属 CD の音源が重要で、それを使って練習することが主体ですよ?
本の解説は、趣旨や背景を説明する為のもので、それを読んでも練習が伴っていないと実感できません。勿論、習得なんかできる筈もありません!


2018年7月30日月曜日

音の時間的なズレの知覚(2)

で、実際歌の場合どの程度のズレなら許されるか?

多分、正しい音の位置から、1/2ズレてたらもう、早過ぎか遅過ぎか、曖昧で区別が難しくなりますよね?
そう考えると、望ましいのは 1/4のズレ、まぁ大目に見て 1/3のズレ迄なら許されると思いますね。

じゃ、この正しい位置の基準はどれだけの時間か?

例えば、BPM120 の曲としましょうか。
通常4拍子なら、これは、4分音符が基準となりますので、BPM120は、1分間に4分音符が120回鳴る、という意味になります。

ここで例えば16ビートの曲、つまり16分音符がリズムの最小であるような曲の場合、音符と音符の間隔(クリック)はどれだけの時間か?
1分間=60秒で、4分音符120回なので、4分音符1個が0.5秒=500ミリ秒。

これが16ビートとすると、更に4分割なので、500÷ 4 = 125ミリ秒。

音はこの間隔で鳴っていることになるので、許容されるズレを 1/4 とすれば、125÷ 4 = 31ミリ秒。許容されるズレを 1/3 としても、125÷ 3 = 40ミリ秒。

これ以上早かったり、遅かったりすると、「リズムの(時間的)ズレ」とみなされかねない。…結構シビアですよ?

で、実際最近の曲、アニソンとかロックとかね、どうなのよ?
って、考えると、結構 BPM140 を軽く超えたりします。

BPM140の16ビートのクリック間隔は、約107ミリ秒。
この 1/4 は 27ミリ秒、1/3 でも 36ミリ秒です。

…これ未満に抑えないと、「ズレてる」って聴こえちゃうかもしれません。

リズム音痴には辛いです(笑)

因みにクラッシクのオーケストラの話になりますが、こんな記事「CLASIC レコーディング」が見つかりました。
この記事によると、「音が2つ鳴ったか1つしか鳴らなかったかの標準的なしきい値は15ミリ秒、つまりもしも15ミリ秒音がズレれば10人中9人は音が2つ鳴ったと判断出来る。」とのことです(笑)

2018年7月28日土曜日

音の時間的なズレの知覚(1)

歌や音楽での、音の時間的なズレって、一体どの程度迄許容されるのでしょうね?

ところで皆さん音の速度がどの位かご存知ですか?
常温の空気中で、1秒で大体 340m進みます。ちょっと分かり難いですね?
じゃ、逆に 1m進むのに何秒かかるか?
3ミリ秒(1ミリ秒は 1/1000 秒)です。
成人の両耳の間隔を約 30cm とすると、1ミリ秒あれば通り抜けてしまいます。

両耳が健常であれば、音の鳴った方向が分かる訳ですが、それは同一音源が発した音が左右の耳に届く時間差から、方向を判別している訳なので、この精度で知覚できるということじゃないでしょうか?

実際に私「初心者の練習(3)」に書いたやり方で試した範囲では、2つのトラックの音ズレを「エコーがかかってるように聴こえる」という感覚で試したところ、確かに 1ミリ秒ズレていたら分かりました…ただの気のせいかもしれませんが(笑)

原典が見つけられないのですが、昔の「情報処理」学会誌に、「聴覚はホワイトノイズ中にある 2〜3ミリ秒の無音を知覚できる」とあったので、そう間違ってもいないと思います。

…オーケストラで演奏してる人なんかは、「オケの端では、反対側の端の音は遅れて聴こえる」ことは常識のようです。

2018年7月7日土曜日

リズム・マシンのアプリ

音程が分からない場合、楽器を持ってきて、その音を実際に鳴らしてみれば、音程を聴いて理解する事ができますね?

リズムが苦手な場合に、そのリズムがどんなものかを理解するにはどうしたら良いでしょう?

今は良い時代になったので、スマホのアプリに「シーケンサー」とか、「リズムマシン」と呼ばれるものがあり、それを使うことで簡単に鳴らして聴くことができます。

iPad / iPhone なら例えば DM1 (The Drum Machine) というものがあります。


複数のトラックを同時に鳴らす事ができるので、楽譜を見ながら実際に打ち込んでみれば良いんです。

リズムの練習なので、例えばこんな風に入れると良いでしょう。

  • トラック1に、クリック(4拍子の曲なら1小節に4つ等間隔に鳴らす)
  • トラック2に、小節内第1拍のみ
  • トラック3に、ドラムの主なリズム(ドンタッ、ドンタッとかドンドンタタタッ、みたいな奴)
  • トラック4に、メロディーのリズム

こうすれば、リズムが苦手な人も、正確なリズムを耳で聴いて覚えることができます。

2018年6月23日土曜日

ピッチの計測 / メトロノーム アプリ

自分の発声のピッチがどの程度狂っているのか確認したい時がありますね。

歌全体で計測したい時は、カラオケの採点機能を使えば良いですね。

単発に発声した音がどの位狂っているのかは、チューナーで計測します。
今は便利な時代なので、スマホのアプリでそういうものが沢山あります。

プロレベルを期待するなら、ズレは1割以内に納める必要があるようですよ。

iPhone / iPad のアプリだと、例えばこんなのがあります。

iStrobosoft と Cadenza です。

Cadenza  はメトロノーム機能もあります。


iStroboSoft Cadenza

2018年6月21日木曜日

発声と滑舌

良く滑舌が悪いのを直したい、と仰る方がいます。

ご本人は口や舌の動きや使い方が悪いせいじゃないかと思っていらっしゃいます。

ですが、実際にその発声を聴くと単に鼻が詰まっている/通りが悪い、だけということも多々あります。

やってみればすぐに分かることですが、
例えば鼻を指で摘んで早口言葉を喋ったら、
絶対に明瞭な喋りにはなりません。

滑舌が悪いと思っている方の相当数が、単に鼻の通りが悪いだけだったりします。

2018年6月19日火曜日

声の指向性

若干イメージ操作的な側面はあるのですが、声と言うのは指向性があります。
目の前の人に話かけるのと、遠くの人に届くように叫ぶのとでは、声の大きさだけではなく、指向性を意識して使い分けると良いです。

実は声が小さい、良く聴こえないと言われてしまう人の中には、
この指向性を意識していないために、漫然と周辺に声が散ってしまって相手に声が届いていない、という方がいます。

例えばちょっと距離を置いて人に話かける時、メガホンやパイプを通して声を出すとしましょう。
当たり前ですが、メガホンやパイプをその人に向けて声を出せば良く届きますが、違う方向、例えば上に向けて声を出したら、あんまり良く届かないと思います。
こういうことをメガホンやパイプは使わないですが、意識して操作すればいいのです。

2018年6月17日日曜日

歌と呼吸

歌を上手に歌う為には様々なことが同時にできないといけませんが、中でも呼吸は重要です。 声を安定させ、歌の表現力を高める為には、息を贅沢に使う必要があるからです。

歌で使う呼吸は、普段の呼吸とは違います。 普段の呼吸はどちらかと言えば浅い、軽い、余り意識せずに行なう呼吸です。 対して歌で使う呼吸は、深く、大きく、どちらかと言えば意識して行なう必要がある呼吸です。 便宜上普段の呼吸を「胸式呼吸」、歌の呼吸を「腹式呼吸」と呼ぶこともあります。


(c) .foto project

深く大きくする必要があるのは、扱える息の量を増やす為です。

呼吸で吸った空気は、肺に入ります。解剖学上肺は、右と左に分かれ、更にそれが「葉(よう)」と呼ばれる区画に分かれています。右が3葉左が2葉あり、計5つの葉は、上から上、中、下と呼ばれます。

肺の水平周囲は肋骨によって囲まれています。 上は鎖骨の付近から覗いています。 下は横隔膜という筋肉で押えられています。

イメージとしては、密封した鳥篭の中に5つの紙袋があって、そこから出ているパイプが鳥篭の外に繋がっている。鳥篭の底にはゴムの膜があり、下に引っ張ることができる。 そんな感じです。

アコーディオンのように、このゴムの膜を下に引っ張ると、パイプから外の空気が取り込まれ、紙袋が膨れ上がります。これが息を吸う状態。 下に引っ張ってたゴムの膜を放して、上に戻すと膨らんだ紙袋が潰れて中の空気がパイプから外に出ていきます。これが息を吐く状態。 アコーディオンなら引っ張ったものを押し込んでいく状態ですね。

歌の為に贅沢に息を使うには、先ず息の総量を増やさないとなりません。 所謂肺活量ですね。 これは息を吐き切った状態と息を取り込んだ状態の差が大きい程大きくなります。
この差を大きくして行くように訓練する訳です。
  • 先ずは思いっきり息を吐きだします。そこから鳥篭の緊張を解くと自然と肺に空気が取り込まれます。
  • 次に鳥篭下部の横隔膜の上下の差を大きくするようにします。下葉の方に今までより多くの空気が入るようになります。これができれば大抵の歌なら苦労無く歌えるようになります。
  • 更に肺活量が必要になったら、横隔膜付近を水平方向に動かす訓練をします。肋骨も少し広がるので、より多く下葉に空気が入り、肺活量が上がります。
  • もっと肺活量が必要になったら、鳥篭の上方、肩付近を動かす訓練をします。それで上葉の方に今までより多くの空気が入るようになります。
全ての葉に限界まで空気を取り込める人はそう多くはありませんが、これがちゃんと出来てる人が息を吸い切った状態は、本当に上半身の鳥篭部分が丸く膨らんで見えます。

いづれにせよこういった形で普段あまり使っていなかった胴体部分の内側の筋肉を自在に動かせるようになると、それに伴って様々な巡りが良くなります。 また肺活量が増えることで健康にも色々良いことが出てきます。

2018年6月16日土曜日

Adam's Apple / 喉仏

"Adam's apple" って、ご存知ですか?

所謂「喉仏」のことです。

女性の場合はあまり大きくないので、目立ちませんが、
男性の場合はある程度大きいので、外からでも分かりますね。

で、少なくとも男性の場合、これをうまく使うと、高い声の発声や声質の変化に利用できます。
多分…

一つ注意すべきは、所謂「喉が開いた」状態を達成してからじゃないと、この手法は利用が難しいことです。

いづれにせよより良い発声をするには、最適な力を必要な箇所だけにかけて、それ以外の場所はきちんと脱力しておく、ということが自在にできないと難しいものです。

逆にそういうことができるようになると、色んな声を出す事も可能になります。

2018年6月15日金曜日

高い声で歌う方法(6)

私はミドルボイス指向だったんですが、
最近はミックスボイス(裏声ベース)も使えないと困るなぁと思うようになりました。

というのは、やっぱり体調悪いと綺麗に高い所までミドルボイスが出ないんです。
普段なら余裕で出るのにね。
日常のボイトレが不足しているのがいけないんですけどね。

そういう時に選択肢としてミックスボイスも使えると、
まぁ、綺麗に出る/出ないで言えばちゃんと出ることになるので、
汚い音(換声点ショック等)で出てしまうよりは良いですね。

あとやはり、歌の表現の幅が広がると言うメリットは大きいです。

この記事「ミックスボイストレーニングで必ず歌がうまくなる本」の本で習得しましょう。


 今の所私は下図のように理解しています。



2018年6月14日木曜日

高い声で歌う方法(5)

さて、地声と裏声の声質が違う人の話の続きです。
主に男性向け。
女性でも地声でパワフル/ダイナミックに歌いたい人には当てはまります。




図の状態で暫くは問題無いのですが、ある程度歌い込むと、声質が変わってしまう裏声ではなく、地声で全部歌いたくなります。裏声は、どうしても声が細かったり、薄かったり、迫力に欠けたり、表現上制約が厳しいのですな。

何で裏声を使わざるを得なくなってるかと言えば、地声の音域が狭いからです。
で、広げたくなる。

ここで、一つ一般則。

・音域は、同じ努力を払った場合、低い方に伸ばすよりは、高い方に伸ばす方が楽
・普通は、より高い方に伸ばした方が、広く伸ばせる

だから、高い方へ伸ばします。

ですが、純粋な地声はある程度のところで限界に見舞われます。
どうしても、換声点ショック(裏返る)がやってくる。
或は、喉が締まって、シューシュー息が洩れるだけで声が出なくなる。

回避のために、ここで、使われる手法が「ミドルボイス」という奴です。

これ、人によっては、地声として扱うようです。
でも、やっぱり地声とはちょっと違います。
少なくとも発声できるようになる迄は、別物です。

自転車乗れない人が補助輪でなら乗れるけど、乗れるようになってしまったら、何で補助輪必要だったのか分からないのに近いかも知れません。
使えるようになって暫くすると、地声と同じ感覚で使えて、聴いている方も地声と変わらず聴こえる声です。
…ほんの少し、違う(若干金属的響きが入る?)のですが、ほぼ一緒。

これは、音程が上がるにつれ、徐々に締まって行く喉を、意図的に締まらないように筋力のバランスをとって、頑張ってでも必要最小限の筋力を使って、その高さの音を出す、と言う練習を毎日繰り返すと、大体3ヶ月位かと思いますが、ある日突然出るようになるものです。
裏声になってもいけません。

そして、出るようになった時には、2,3音纏めて突然使えるようになるんじゃないかな?
図3。


この「ミドルボイス」の練習自体は、 高い声で歌う方法(1) で紹介した本で説明されています。
※ ミドルボイス(地声系)は、ミックスボイス(裏声系)とは違いますよ!!!

耳が良ければ自習でも習得できます。

この本は、附属CDを聴いてその通りに真似る本で、本文はおまけみたいなものですので、そこをお間違い無く!

自転車の練習同様、人に助けて貰うともっと楽にできます。
当校でもお手伝いしますよ!

できるようになった人は、「アレね」と、すぐに分かりますし、自分でも出せます。
また、他人の発声を聴いて、「それ」とか「それは違う」とか言えます。
できない人は…何やら見当違いのことをゴチャゴチャ言っています。
…だから、できない人の話を聞いても、役に立たないどころか、害にしかならないし、時間の無駄ですよ!
※ 厄介なのは、これが「地声」と信じて疑わない人も多いので、その人は「そんな『ミドルボイス』なんて変なものは覚えなくて良い」と、言い出すこともあります。


一旦コツを掴んでしまえば、どんどん高い方に伸ばしてゆけます。
勿論、限界はありますけどね!
図4




この辺りの理論背景は、下記の本に紹介されています。
輪状甲状筋とか甲状披裂筋とか複雑なことが書いてありますが、歌的には要するに、できるか、できないか? の2つに1つしかありません。

自転車乗りと一緒です。
できちゃったら、できない人にどうやったらできるのか? って、うまく説明するのが難しいところまで似てます。


ミドルボイスが使えるようになると、男性でも一般的女性曲(若干低めの声)なら、原キーで普通に「地声」で歌えるようになります。

2018年6月13日水曜日

高い声で歌う方法(4)


さて、殆んどボイトレをやったことが無い方というのは、例えば 1オクターブあるかどうか分からない、普段の話声と殆んど変わらない「地声」しか使って歌えません。
そして、自然と使える、或はほんのちょっとの訓練で使えるようになる「裏声」も使えます。

で、地声で低い方から高い方に音程を移動してゆくと、普通はどんどん喉が締まって苦しくなって、あるところで急に声がひっくり返って、裏声に、自然となってしまいます。

この声がひっくり返る(声の質が切り替わる)ポイントを、「換声点」と言います。

次の図1ですね。
この状態では、地声と裏声がそれぞれ出せる音域が綺麗に分かれています。




この状態では、歌の途中で、特にフレーズの途中で換声点に遭遇する非常に美しくない歌唱になります。
何故なら、特に男性の場合、地声と裏声の声質が全然違いますから。

女性の場合うまく声を加減すると、地声と裏声の声質の差が小さく聴こえるので、実は男性程この点に置いては悩みはありません。

で、この「換声点ショック(意図せずいきなり声質が変わってしまう事)」を何とかしたい、というところが、まあ、普通のスタートでしょう。

というのも、何かの曲を歌おうと思ったとき、例えキーを変えて自分の音域に合わせようとしても、
地声の音域よりもその曲の音域の方が広ければ、どこかで裏声を使わざるを得ない状況になり、
かつ、それが表現上、うまく無いことも多い(先のようにフレーズの途中に入ってしまうなど)ためです。

で、もうちょっと所謂ボイトレをすると、地声の範囲が広くなって、図2のようになります。
換声点付近で、地声でも裏声でも選んで都合が良い方を出せる状態です。




この状態だと、キーを少し変えれば、あるフレーズだけは全部まとめて裏声で、ということが可能になるので、基本は地声で、で、特定の音程の高いフレーズは歌の表現と併せて裏声で、という歌い方が可能になります。