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2018年9月7日金曜日

喉仏の発声での使い方

さて、喉仏の発声での使い方ですが、単純に言うと、通常時の喉仏の位置を「中」とした時に、

    「上」の位置では声が高くなります。声質も金属っぽくなります。
    「下」の位置では声が低くなります。但し、喉から下に声を共鳴/響かせることが必要です。
    「中」の位置は所謂普通に地声です。

これらの位置の難易度/危険度は、優しい/安全な順に、中、上、下、となります。
※ 間違った使い方で続行すると、喉を傷めますのでご注意願います。


先ず、中の位置で喉周りの脱力を習得して「喉が開いた」状態を維持できるようにします。

次に、上の位置を使うには、喉を開いた脱力を維持した状態で、液体を飲み込む動作をします。すると喉仏が上にぐっと持ち上がるのが分かります。喉仏に軽く指を添えてやってみると、良く分かると思います。
普通ですと、飲み込み動作が終ると自然と喉仏は「中」の位置に戻ってしまうのですが、ここでぐっと堪えて、喉仏が上がった状態を維持します。添えた指で分かりますが、男性なら「中」位置では出っぱった状態になる喉仏が、「上」の位置では喉がほぼ平らになっていることが分かります。
その喉仏が上がっている状態で、必要最小限の力だけ使って声を出すと、(特に男性の場合)地声っぽい綺麗な高い声が出ます。

下の位置に持っていくには、あくびをするように口を開いて、無声音(内緒話の時の声の出し方です)状態で空気だけ吐き続けると、喉仏が下に降りていることが分かります。
その状態を維持して、無声音を有声音(普通に声を出す)に切替えると、低い声が出ます。
但し普通は声量が足りません。
実用レベルにするには、呼吸と共鳴/響きのコントロールが併せて必要となるので、独力での習得は難しいと思います。

2018年8月1日水曜日

ミックスボイストレーニングで必ず歌がうまくなる本

所謂弓場さんの YUBAメソッドの本ですね。

非常にコンパクトに要点だけ記載された良書と思います。

高い声で歌う方法(6)」では、所謂「ミドルボイス」(地声をベースに強化してゆく方法)で高い声を出す話を書きましたが、この本はもう一つの方法である「ミックスボイス」(裏声をベースに地声を任意比率で混合する方法)を出せるようにする為の方法について記述されています。

内容はざっとこんな感じです(※ 用語表現等は若干変えてあります)。


  • ミックスボイス = 地声 + 裏声
  • 歌う為の筋肉
    • 内喉頭筋(喉周り)
    • 調音筋(口鼻周り)
    • 呼吸筋(胸腔周り)
  • 3つの音質
    • 地声
    • 息洩れの無い裏声(声帯閉まる)
    • 息洩れの有る裏声(声帯開く)
  • YUBAメソッド、6つの発声能力
    1. 広い音域を安定して(地声と裏声の混合)
    2. 音量を自在に調節しながら(声門の開閉、声帯の伸縮)
    3. 正しい音程で(換声点ショック・ゼロ)
    4. 明瞭な発音(調音筋)
    5. 一息で長く(声門閉鎖で息の節約)
    6. 様々な音色を自在に調節(地声と裏声の混合)

附属の CDも秀逸で、次の内容からなります。
  • 息洩れ有り裏声の練習
  • 息洩れ無し裏声の練習
  • 地声の練習
  • ミックスボイス 1、声帯筋を働かせた状態で、裏に表を混ぜるの練習
  • ミックスボイス 2、音を飛ばしても滑らかにの練習
  • ミックスボイス 3、表と裏を自在に混合の練習

習得できれば、音域の拡大のみならず、歌の表現の幅は格段に広がるでしょう。

念の為書き添えると、この手の本は附属 CD の音源が重要で、それを使って練習することが主体ですよ?
本の解説は、趣旨や背景を説明する為のもので、それを読んでも練習が伴っていないと実感できません。勿論、習得なんかできる筈もありません!


2018年6月16日土曜日

Adam's Apple / 喉仏

"Adam's apple" って、ご存知ですか?

所謂「喉仏」のことです。

女性の場合はあまり大きくないので、目立ちませんが、
男性の場合はある程度大きいので、外からでも分かりますね。

で、少なくとも男性の場合、これをうまく使うと、高い声の発声や声質の変化に利用できます。
多分…

一つ注意すべきは、所謂「喉が開いた」状態を達成してからじゃないと、この手法は利用が難しいことです。

いづれにせよより良い発声をするには、最適な力を必要な箇所だけにかけて、それ以外の場所はきちんと脱力しておく、ということが自在にできないと難しいものです。

逆にそういうことができるようになると、色んな声を出す事も可能になります。

2018年6月15日金曜日

高い声で歌う方法(6)

私はミドルボイス指向だったんですが、
最近はミックスボイス(裏声ベース)も使えないと困るなぁと思うようになりました。

というのは、やっぱり体調悪いと綺麗に高い所までミドルボイスが出ないんです。
普段なら余裕で出るのにね。
日常のボイトレが不足しているのがいけないんですけどね。

そういう時に選択肢としてミックスボイスも使えると、
まぁ、綺麗に出る/出ないで言えばちゃんと出ることになるので、
汚い音(換声点ショック等)で出てしまうよりは良いですね。

あとやはり、歌の表現の幅が広がると言うメリットは大きいです。

この記事「ミックスボイストレーニングで必ず歌がうまくなる本」の本で習得しましょう。


 今の所私は下図のように理解しています。


2018年6月14日木曜日

高い声で歌う方法(5)

さて、地声と裏声の声質が違う人の話の続きです。
主に男性向け。
女性でも地声でパワフル/ダイナミックに歌いたい人には当てはまります。




図2の状態で暫くは問題無いのですが、ある程度歌い込むと、声質が変わってしまう裏声ではなく、地声で全部歌いたくなります。裏声は、どうしても声が細かったり、薄かったり、迫力に欠けたり、表現上制約が厳しいのですな。

何で裏声を使わざるを得なくなってるかと言えば、地声の音域が狭いからです。
で、広げたくなる。

ここで、一つ一般則。

・音域は、同じ努力を払った場合、低い方に伸ばすよりは、高い方に伸ばす方が楽
・普通は、より高い方に伸ばした方が、広く伸ばせる

だから、高い方へ伸ばします。

ですが、純粋な地声はある程度のところで限界に見舞われます。
どうしても、換声点ショック(裏返る)がやってくる。
或は、喉が締まって、シューシュー息が洩れるだけで声が出なくなる。

回避のために、ここで、使われる手法が「ミドルボイス」という奴です。

これ、人によっては、地声として扱うようです。
でも、やっぱり地声とはちょっと違います。
少なくとも発声できるようになる迄は、別物です。

自転車乗れない人が補助輪でなら乗れるけど、乗れるようになってしまったら、何で補助輪必要だったのか分からないのに近いかも知れません。
使えるようになって暫くすると、地声と同じ感覚で使えて、聴いている方も地声と変わらず聴こえる声です。
…ほんの少し、違う(若干金属的響きが入る?)のですが、ほぼ一緒。

これは、音程が上がるにつれ、徐々に締まって行く喉を、意図的に締まらないように筋力のバランスをとって、頑張ってでも必要最小限の筋力を使って、その高さの音を出す、と言う練習を毎日繰り返すと、大体3ヶ月位かと思いますが、ある日突然出るようになるものです。
裏声になってもいけません。

そして、出るようになった時には、2,3音纏めて突然使えるようになるんじゃないかな?
図3。


この「ミドルボイス」の練習自体は、 高い声で歌う方法(1) で紹介した本で説明されています。
※ ミドルボイス(地声系)は、ミックスボイス(裏声系)とは違いますよ!!!

耳が良ければ自習でも習得できます。

この本は、附属CDを聴いてその通りに真似る本で、本文はおまけみたいなものですので、そこをお間違い無く!

自転車の練習同様、人に助けて貰うともっと楽にできます。
当校でもお手伝いしますよ!

できるようになった人は、「アレね」と、すぐに分かりますし、自分でも出せます。
また、他人の発声を聴いて、「それ」とか「それは違う」とか言えます。
できない人は…何やら見当違いのことをゴチャゴチャ言っています。
…だから、できない人の話を聞いても、役に立たないどころか、害にしかならないし、時間の無駄ですよ!
※ 厄介なのは、これが「地声」と信じて疑わない人も多いので、その人は「そんな『ミドルボイス』なんて変なものは覚えなくて良い」と、言い出すこともあります。


一旦コツを掴んでしまえば、どんどん高い方に伸ばしてゆけます。
勿論、限界はありますけどね!
図4




この辺りの理論背景は、下記の本に紹介されています。
輪状甲状筋とか甲状披裂筋とか複雑なことが書いてありますが、歌的には要するに、できるか、できないか? の2つに1つしかありません。

自転車乗りと一緒です。
できちゃったら、できない人にどうやったらできるのか? って、うまく説明するのが難しいところまで似てます。


ミドルボイスが使えるようになると、男性でも一般的女性曲(若干低めの声)なら、原キーで普通に「地声」で歌えるようになります。

2018年6月13日水曜日

高い声で歌う方法(4)


さて、殆んどボイトレをやったことが無い方というのは、例えば 1オクターブあるかどうか分からない、普段の話声と殆んど変わらない「地声」しか使って歌えません。
そして、自然と使える、或はほんのちょっとの訓練で使えるようになる「裏声」も使えます。

で、地声で低い方から高い方に音程を移動してゆくと、普通はどんどん喉が締まって苦しくなって、あるところで急に声がひっくり返って、裏声に、自然となってしまいます。

この声がひっくり返る(声の質が切り替わる)ポイントを、「換声点」と言います。

次の図1ですね。
この状態では、地声と裏声がそれぞれ出せる音域が綺麗に分かれています。




この状態では、歌の途中で、特にフレーズの途中で換声点に遭遇する非常に美しくない歌唱になります。
何故なら、特に男性の場合、地声と裏声の声質が全然違いますから。

女性の場合うまく声を加減すると、地声と裏声の声質の差が小さく聴こえるので、実は男性程この点に置いては悩みはありません。

で、この「換声点ショック(意図せずいきなり声質が変わってしまう事)」を何とかしたい、というところが、まあ、普通のスタートでしょう。

というのも、何かの曲を歌おうと思ったとき、例えキーを変えて自分の音域に合わせようとしても、
地声の音域よりもその曲の音域の方が広ければ、どこかで裏声を使わざるを得ない状況になり、
かつ、それが表現上、うまく無いことも多い(先のようにフレーズの途中に入ってしまうなど)ためです。

で、もうちょっと所謂ボイトレをすると、地声の範囲が広くなって、図2のようになります。
換声点付近で、地声でも裏声でも選んで都合が良い方を出せる状態です。




この状態だと、キーを少し変えれば、あるフレーズだけは全部まとめて裏声で、ということが可能になるので、基本は地声で、で、特定の音程の高いフレーズは歌の表現と併せて裏声で、という歌い方が可能になります。

2018年6月12日火曜日

高い声で歌う方法(3)

ミドルボイス/ミックスボイスは、混同され易いのですが、或は区別がついて無い人が多いと思っています。ここでは、下記のように規定します。他所の定義と同じかも知れませんし、違うかも知れません。

ミドルボイスは、あくまで地声を強化して高い音域に伸ばして行く手法です。

ミックスボイスは、裏声の存在を前提とします。
裏声を低音側に伸ばす事から始め、最終的には地声と裏声を混合した声になることを目指ます。
究極的な理想としては、地声と裏声の混合比率を自在に選べるようにして、歌の表現手法として応用できるようにするものです。

そのためには、まずはある程度裏声自体を強化する必要があるでしょう。

同時にミドルボイスの強化も進めれば、地声と裏声の混合比率を選べるようになる…と考えています。

2018年6月11日月曜日

高い声で歌う方法(2)

高い声で歌う方法として、所謂裏声を強化することもできます。
つまり、裏声ベースの高い声です。

前回の「ミドルボイス」が地声を少しずつ上に押し上げるものだとするなら、
逆に、裏声を少しずつ地声に近付けるように押し下げて行く手法と考えることもできるかな?
と、そう思っています。

これも定義は色々だと思いますが、例えばこれを「ミックスボイス」の一種と規定することは可能と思います。それだけでは混ぜてない(地声と裏声の混合)ので、「ミックス」でも無いんですけどね。

自習書籍としては、次の本が役に立つように思っています。

これも少し古い本ですが、役に立つと思います。


2018年6月10日日曜日

高い声で歌う方法(1)

高い声で歌えるようになるための方法の一つに、所謂「ミドルボイス」と呼ばれている方法があります。地声ベースの高い声です。

これも定義は色々あるようですが、私は下記の書籍で規定する方法をそれと捉えます。

所謂、地声と裏声があり、地声が低い声、裏声が高い声しか出ない時に、
この二つが切り替わるポイント、喚声点というものがでてしまいますが、

そしてこの両者の切り替わりで声の質がガラっと変わってしまうのが普通で、
そのため色々と苦労をするのが普通なんですが、

この喚声点を少しずつに高い音押し上げていくような感じの訓練をすることで、
地声に近い声で高い音域も歌えるようになる、という、そういう手法と捉えています。

もう随分前に、例えば 2ch 等では話題になった書籍なので、
既に古い部類に入りますが、
知らなかった方は一度見ておいて損は無いと思います。

この本は、読むものではなく、附属の CD を聴いて、その通りに練習する本です。

そのうちに、書かれている現象があなたにも起こります。
つまり、高い声(地声に近い声)で歌えるようになります。

2015年9月29日火曜日

「頭式呼吸」共鳴ボイトレ法・声優だって歌いたい!: ボイストレーニング誕生

KISS MUSIC の平山さんが本を書きました。
暫く前に知ったので、私は随分出遅れて、最近漸く読み終りました。

冒頭は、「共鳴点の操作」と「呼吸」について、特化した本になっています。

後半は「トレーナー向けマニュアル」だそうです。

皆さんは、人が歌ってるのを見た時に、どこで音が鳴っているか(共鳴点)分かりますか?

私も何人かとこの話題は話したのですが、分かる人と分からない人がいるようです。VSVの講師は全員分かりますよ。

これが分かるようになって、自分で意識して操作できるようになると、随分と発声が楽になりますよ?