2018年8月26日日曜日

BPM という言葉

テンポを表すのに BPM という略称を使います。
Beats Per Minute つまり、1分間に何回クリックが鳴るか? という意味です。

つらつらと色んなものを見ていると、どうも現在3通りの意味で使われているようです。

話を簡単にする為に、ビート1個は四分音符で、1小節は四分音符 4つからなるという前提で進めますね?

  1. 一番素朴な、そして古典的?な解釈。テンポ記号で使う数値。つまり、楽譜によく載っている、四分音符が1分間に何個入るか? という奴。 四分音符記号=120 とあれば、120 BPM ですね。
  2. 次。英語の言葉通り、1分間に何回音(beat)が鳴るか? で捉える。つまり、テンポ120の場合でも、譜面の中で支配的かつ一番細かい音符の長さが8分音符なら、BPMはテンポの倍になります。だって、8分音符 2個で四分音符 1個だから。だからテンポ120で8ビートなら 240 BPM、同じく 16ビートなら 480 BPM になる。
  3. 次。曲の中の音符の細かさが一定じゃない場合、例えばシンコペーションや構成の加減で、極一部だけ16分音符が連続するけど、後は殆んど四分音符とかだった場合に、テンポの数字だけで表現してしまうと、実際より遅く感じる。かといって、16分音符を基準にしてテンポの4倍で表現してしまうと、実際より速く感じてしまう。だから、全体の平均を取る。音ゲーの曲難易度評価に良く使われる手です。
大体の基準がやっぱり良く言われる、テンポ140かつ16ビート以上の曲で、そっから上になると、曲の速さは上記2 のBPMで計った方が分かり易いと思います。

実際に歌えるかどうかは、上記3の平均BPMで大体歌えるかどうかを判断し、きちんと綺麗に歌えるかどうかは曲全体の中の一番複雑な所を上記2のBPMで捉えて、そこがちゃんと歌えるかどうか? で決まると思います。

2018年8月25日土曜日

ジャネーの法則

大人と子供では、同じ時間でも子供の方が長く感じる、一般的には。 そう言われているしそのように思う。 実際個人的には、その時間、例えば1年をどの位に感じるかと言えば、 10歳の子供の1年は年齢の1割、 30歳の大人の1年は年齢の3%、 となって、3倍も違ってくると、そう思っていた。 この法則には名前があって、「ジャネーの法則」ということを今知った。

2018年8月24日金曜日

YAMAHA Chord Tracker




これ便利ですよ?

iTunes のプレイヤーのライブラリに入ってる曲を読み込ませると、
自動で分析して、小節区切り毎に使用コードを表示してくれます。

テンポやキーの変更も簡単にできるので、練習に良いです。





2018年8月23日木曜日

お腹 / インナーマッスル vs アウターマッスル

今回は、「これやってる人多いな!」がテーマです。

何をやってるかと言いますと

お腹に力を変に入れてしまっている、これです。

歌はインナーマッスルを主に使います。

今回のテーマに当てはまっている人は大体アウターマッスルをガンガン使ってます。

腹直筋と呼ばれる箇所ですね。

声を出す時にここを固めてしまうと、

声がキンキンする

何か苦しそう

思ってるより高音が出せない

要するに喉が閉まってしまうんです。

こういう場合は、固めるのではなく、逆にお腹が膨らむイメージをもってください。

固めるのに慣れてしまっている人は、はじめは戸惑うかもしれませんが、ゆっくり修正していきましょう!

今よりも数段歌いやすくなりますよ♪


ではでは!

2018年8月19日日曜日

心地よいノリ

暑い日々が続きますがいかがお過ごしでしょうか?そんな中、今日もリズムについて熱く語ってみたいと思います。

そもそもリズムは演奏者みんなできっちり揃えばそれはそれで気持ちいいのです。しかし若干のズレがあることによって独特の揺らぎが出来てより気持ちよくなれます。

例えばグルーブするとかジャズではスイングするなんて言い方もします。グルーブとかスイングという言葉は広い意味で使われたりするので安易にこうだと言えないのですが、日本語で言うと「ノリがいいね!」って言うのが正しいのかなぁと思います。


一応Wikipediaさんの説明載せておこう笑

グルーヴgroove)とは音楽用語のひとつ。形容詞はグルーヴィーgroovy)。 ある種の高揚感を指す言葉であるが、具体的な定義は決まっていない。語源は(アナログ)レコード盤の音楽を記録した溝を指す言葉で、波、うねりの感じから ジャズ、レゲエ、ソウルなどブラックミュージックの音楽・演奏を表現する言葉に転じた言葉である。現在は、素晴らしい演奏を表す言葉の1つとして、ポピュ ラー音楽全般で用いられる。
グルーヴを構成する要素としてはリズムやテンポ、シンコペーション、アーティキュレーションなどが挙げられ、主にリズム体(ベース、ドラムス、パーカッションなど)を対象とした概念である(例:グルーヴィーなドラミング、など)。「ノリ」(乗り)を表す言葉である。ジャンルによって感じるグルーヴは様々で、グルーヴ感の会得は、演奏者にとって必要不可欠な要素のひとつである。
引用 Wikipediaーグルーブより

うん、僕も大変勉強になりました!ありがとうWikipedia先生!

難しい言葉がたくさん出てきましたが、歌を歌うみなさんにとって何が大事かというと、
・歌う曲がどういうノリで演奏されているかを感じること
・そのノリの中でどう自分の歌のメロディーを乗せていくか
だと思います。

前にも書いたかもしれないですが曲をよく聞き、感じることがまずは第一歩。その上で歌っていきましょう。
勘 違いしないで欲しいのはただちょっとズラせばノリが出るとかグルーブするとかって考えるのはNGです。一拍のジャストを感じた上でジャストのちょっと前 後、ギリギリ許せるジャストの前後の範囲でうねりを作っていきます。これを共有するのはかなり難しいですが周りをよく聞いて感じて欲しいです。もちろん きっちりテンポキープは基本ですね。
いろんな音楽を聴いて心地よいノリを感じられるように、そして表現できるよう頑張りましょう!
とりあえず今日はここまで!

2018年8月17日金曜日

物まねボイストレーニング

これも随分前に買って、「積んどく」になってたものです。
「声優」「ものまね」とあったので、てっきり人の声を真似る方法の説明かと思ったのですが、違いました。

「喉を開く」ことを目的とした入門書として、超初心者に良い本だと思います。

発声のメカニズムの簡単な紹介、
声を良く響かせる為のフレデリック・フースラーの「声の当て所」、等があり、
横隔膜を上下に使う、「腹式呼吸」を基本として説明しています。

この後、「ものまね」として、子犬の鳴き声、蜂が飛ぶ音、等々の解説があり、それだけでは何か分かりませんでした。

附属の練習用 CDを聴いて納得しました。
これは、多分所謂「ベルカント唱法式ボイトレ」を、「ものまね」という形で簡単に分かり易く再構成したもので、楽しみながらボイトレできる、という本です。

その意味で大変良い本と思います。

ただ、ある程度ボイトレが進んだ人には全然物足りないでしょうね。

2018年8月16日木曜日

giant step, quadru foot technique by Morgan from HENKER


BPM240の32分音符ですってよ?(笑)

1クリックが 31msecになりますね。

私の聴き取り能力を遥かに超えています。


音楽の場合、

1. 聴いて、或は譜面を読んで、それが精確にどんなものか分かること。
2. 分かったものをそのまま頭の中で再現(演奏)できること。
3. 頭の中のイメージをその通りに自分の身体を使って表現できること。

の3段階でパフォーマンスすることになると思うんですが、
私の場合やはり 1クリック 100msec 程度が限界のように思います。

せめて 50msec 位迄持っていけると…

2018年8月11日土曜日

テンポの推定(2)

さて、「テンポの推定(1)」でやった方法でテンポが分かれば良いんですけど、往々にしてリズム音痴には分からない場合もあります。当人の知覚の限界よりも曲が速い場合にそうなり易いですね。慣れるしかないようなんですが、慣れる迄どうしたら良いのか?

例えば、「初心者の練習(3)」でも紹介した、デジタル音源の編集ソフトを使えばそういうことが可能です。
一般的には Cubase というものを使う人が多いようです。
私は常用環境が Linux なので、Audacity というフリーソフトを使います。

Audacity の例で行くと、次の手順になります。

1. アプリの起動。
2. 目的の曲の音源の読み込み。
3. (曲の途中でテンポが変わっていることもあるので)曲の中からテンポ推定したい部分を選択。
4. メニューの Analyze から、Simple Fixed Tempo Estimator を選んで実行。
5. 推定されたテンポが BPM 表示される。

と、なります。

これでバッチリ(笑)

 最近はスマホでも似たようなアプリが出てるようなんですが、試した限りでは、推定の精度が微妙でした。

2018年8月9日木曜日

テンポの推定(1)

体内メトロノームとでも言うべきか、曲を聴いた時に大体のBPMが分かる人は別として、特にリズム音痴はそのテンポ感も弱いことが多いので、どの位かが良く分からなかったりします。

そういう訓練(「体内メトロノーム」トレーニング)をする本 もありますけどね。

まぁ、それができない時に、曲を聴いてどの程度のBPMかをどうやって計ったら良いのか? という話。

こんな時にもスマホのアプリでお手軽に確認する方法があります。
メトロノーム機能を使うのです。
大抵のメトロノーム・アプリには、画面を叩く(タップする)とその叩く間隔からBPMを推定してくれるモードがあるので、それを使えばいいのです。

例えば以前、ピッチの計測アプリ でも紹介した Cadenza というアプリはピッチの計測だけではなく、メトロノーム機能があるので、それが使えます。

タップ・モードで、曲を聴きながら、曲の拍に併せてスマホの画面を叩けば、BPMの数値が変化して行き、やがて大体同じ値に落ち着きます。それが、その曲のテンポです。

テンポが推定できたら今度は逆に普通のメトロノーム・モードにして、そのテンポで音を鳴らしてみます。それがちゃんと曲と合っていれば、正しく推定できたことになります。
大体合って聴こえても数十秒聴くうちに少し進む/遅れるようであれば、テンポを若干減らす/増やす必要はあります。

Cadenza

2018年8月7日火曜日

ぜったい声優になる! 最強トレーニングBOOK

これも「積んどく」状態だった1冊。

最近は書店で実物を見てから買うよりも、単純にネット通販で見て買うことの方が多い。

てっきり発声や滑舌についての練習本だと思って買ったのだけれど、この本はどちらかと言えば「声優を目指したい若い人向け」の本でした。店頭で見た場合は、畑違い?と思って買わなかったかも知れません。


とは言え、滑舌、演技系の記載も結構充実してますし、附属 CDではしっかり滑舌系の練習もできるので、悪くないと思います。実際私もやってみて、自分が認識していなかったことが苦手と気付きました。

冒頭は実際の人気声優(上坂すみれ、阿部敦、生天目仁美)のインタビュー記事。声優になる前後の経緯や関連エピソード等が書かれているので実際に目指す人には参考になるでしょう。

続いて声優の仕事内容の紹介、養成所等の紹介。

自宅トレーニングで基礎編が、発音、アクセント、柔軟、呼吸法、発声、イントネーション。応用編が、読解力、ナレーション、アフレコ。

巻末に著名養成所等の一覧がありますね。

附属 CDは、「あいうえお」「五十音」「下郎売」の3トラックでした。

2018年8月3日金曜日

リービッヒの最小律/ドベネックの桶

リービッヒの最小律ってご存知ですか?

植物の生長速度や収量が、必要な栄養素のうち最も量の少ないもので制約されてしまう、というルールです。

分かり易い説明として、ドベネックの桶というものがあります。
成長度合を桶に貯る水に見立てて、必要要素が桶を作る各縦板とした時に、一番短い板の所迄しか水は貯らない、というものです。



…色んなものに適用可能で、歌でも同じことが言えるかな、と思います。

例えば音感、リズム感、呼吸、発声、等々が桶を作る各板ですね。
で、これらの板の幅は、歌おうとする曲/ジャンルによって変わるのです。
そして全部がバランス良くできないと、多くの人に「良い/上手」と思って貰えないのですね…

得意な所を伸ばすのは特色を出す為に非常に重要なんですが、必ず行き詰まることがあって、そういう時にはどうしても苦手分野の強化が必要になると思います。

皆さんはどうですか?

2018年8月2日木曜日

ハリウッド・スタイル プロ・ヴォーカリスト養成術

随分前に買って、「積んどく」状態にあった本です。

ライブやレコーディング等で歌うことを目標とした人向けのガイド本ですね。

本人の基礎技術の向上については勿論、どのような目標を持ち、どのような人達とつき合うべきで、どのように自分を見せ、どのように自分を売り込んで行くか?

そういったことが書いてあります。

2018年8月1日水曜日

音の時間的なズレの知覚(3)

ちょっと逆に考えてみましょう。

例えば、80ミリ秒位平気でズレるとしてみましょうか?
最近は調べてないので分かりませんが、少なくとも数年前の私はそうでした。

この場合どの程度のテンポの曲迄なら、ズレを誤魔化せるでしょうか?

80ミリ秒が、1/4のズレに収まる必要があるので、1クリックが 320ミリ秒になりますね。

8ビートとすれば、4分音符1個が 640ミリ秒ということ。
これを BPM に換算すると、約 BPM94です…最近のアニソン歌えません(笑)

16ビートだったら、BPM47 なんていう悲惨な結果に終ります(笑)
…どうにもなりませんな。

気が遠くなるような道程になりますが、練習すれば相当改善可能な筈です。

ミックスボイストレーニングで必ず歌がうまくなる本

所謂弓場さんの YUBAメソッドの本ですね。

非常にコンパクトに要点だけ記載された良書と思います。

高い声で歌う方法(6)」では、所謂「ミドルボイス」(地声をベースに強化してゆく方法)で高い声を出す話を書きましたが、この本はもう一つの方法である「ミックスボイス」(裏声をベースに地声を任意比率で混合する方法)を出せるようにする為の方法について記述されています。

内容はざっとこんな感じです(※ 用語表現等は若干変えてあります)。


  • ミックスボイス = 地声 + 裏声
  • 歌う為の筋肉
    • 内喉頭筋(喉周り)
    • 調音筋(口鼻周り)
    • 呼吸筋(胸腔周り)
  • 3つの音質
    • 地声
    • 息洩れの無い裏声(声帯閉まる)
    • 息洩れの有る裏声(声帯開く)
  • YUBAメソッド、6つの発声能力
    1. 広い音域を安定して(地声と裏声の混合)
    2. 音量を自在に調節しながら(声門の開閉、声帯の伸縮)
    3. 正しい音程で(換声点ショック・ゼロ)
    4. 明瞭な発音(調音筋)
    5. 一息で長く(声門閉鎖で息の節約)
    6. 様々な音色を自在に調節(地声と裏声の混合)

附属の CDも秀逸で、次の内容からなります。
  • 息洩れ有り裏声の練習
  • 息洩れ無し裏声の練習
  • 地声の練習
  • ミックスボイス 1、声帯筋を働かせた状態で、裏に表を混ぜるの練習
  • ミックスボイス 2、音を飛ばしても滑らかにの練習
  • ミックスボイス 3、表と裏を自在に混合の練習

習得できれば、音域の拡大のみならず、歌の表現の幅は格段に広がるでしょう。

念の為書き添えると、この手の本は附属 CD の音源が重要で、それを使って練習することが主体ですよ?
本の解説は、趣旨や背景を説明する為のもので、それを読んでも練習が伴っていないと実感できません。勿論、習得なんかできる筈もありません!