2018年6月13日水曜日

高い声で歌う方法(4)


さて、殆んどボイトレをやったことが無い方というのは、例えば 1オクターブあるかどうか分からない、普段の話声と殆んど変わらない「地声」しか使って歌えません。
そして、自然と使える、或はほんのちょっとの訓練で使えるようになる「裏声」も使えます。

で、地声で低い方から高い方に音程を移動してゆくと、普通はどんどん喉が締まって苦しくなって、あるところで急に声がひっくり返って、裏声に、自然となってしまいます。

この声がひっくり返る(声の質が切り替わる)ポイントを、「換声点」と言います。

次の図1ですね。
この状態では、地声と裏声がそれぞれ出せる音域が綺麗に分かれています。




この状態では、歌の途中で、特にフレーズの途中で換声点に遭遇する非常に美しくない歌唱になります。
何故なら、特に男性の場合、地声と裏声の声質が全然違いますから。

女性の場合うまく声を加減すると、地声と裏声の声質の差が小さく聴こえるので、実は男性程この点に置いては悩みはありません。

で、この「換声点ショック(意図せずいきなり声質が変わってしまう事)」を何とかしたい、というところが、まあ、普通のスタートでしょう。

というのも、何かの曲を歌おうと思ったとき、例えキーを変えて自分の音域に合わせようとしても、
地声の音域よりもその曲の音域の方が広ければ、どこかで裏声を使わざるを得ない状況になり、
かつ、それが表現上、うまく無いことも多い(先のようにフレーズの途中に入ってしまうなど)ためです。

で、もうちょっと所謂ボイトレをすると、地声の範囲が広くなって、図2のようになります。
換声点付近で、地声でも裏声でも選んで都合が良い方を出せる状態です。




この状態だと、キーを少し変えれば、あるフレーズだけは全部まとめて裏声で、ということが可能になるので、基本は地声で、で、特定の音程の高いフレーズは歌の表現と併せて裏声で、という歌い方が可能になります。

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